『じゃあ、悪いけど、オレはここで!(美那の反応)楽しみにしとけよ』



『わかった、(美那ちゃんの反応)楽しみにしてる』




たぶん、ナオくんは、いち早く美那ちゃんに渡したいんだろうな。



てか、美那ちゃんの誕生日は、明日なんだけど。




手をパタパタと振って、駆け出すナオくんを見送り、




私も千明にあげないとな…




そう思って、千明のほうを振り替える。




けど、




その時、一瞬見えた千明の表情があまりにも切なそうで…




私は、ギュッと、胸を締め付けられたような気持ちになる。