『で、千明に智くん。こっちが、川瀬尚樹くん』 『どうも、川瀬尚樹です。年は、たぶん君らより3歳上。美空の…まぁ、保護者みたいなもんかな?』 そう言って、あはは、と、笑う尚樹という男。 『ちょっと、ナオくん!誰が保護者よ!あのね、ナオくんは、私のお姉……っ!?』 美空が何か言いかけたが、尚樹に手で押さえられ、続きが話せない。