…は?この声って… そう思って、振り向いた先には、 『お〜、美空!久々〜、なんか女らしくなったなぁ』 『ナオくん、オッサンじゃないんだからさそんなこと言わないの』 楽しそうに知らない男と喋っている美空の姿があった。 『あのさ、千明、実は…』 『…わりぃ、智、オレ帰るわ』 『は?千明!?』 なんだか、美空と一緒にいる男に対して無性にイラつきを感じたオレは、智にそれだけ告げると、もときた道を戻ろうとした。