―――…次の日 せっかくの祝日だというのに、朝っぱらから智に集合をかけられ、オレは、駅へと続く道を歩いていた。 時刻は、朝の9時。 祝日ということもあって、駅には、たくさんのカップルの姿。 その中に、智の姿を見つけ、オレは急いで近づいていく。 『…おい、なんだよ、朝っぱらからこんなとこ呼びだしやがって』 そして、不機嫌オーラを出しながら智に向かって、そう呟いた。