今日は、千明のせいで散々な目にあったし、なんか顔もあわせづらいし…1人で帰ろう。 私はそう思って、サッサと荷物をまとめていると、 『美空ちゃん!大変、大変!!』 『…どうかしたの?星羅(せいら)ちゃん』 同じクラスで最近仲良くなった永田星羅ちゃんが何故か慌てた様子で目の前に立っていた。 『ち、千明くんが隣のクラスの……えっと、最近よく一緒にいる…』 『高城久美子?』 『!!そう!高城さんに呼び出されたらしいの!!』