「ひっ!」 ビクッとカラダをビクつかせて振り向くと 「こんばんは」 アンナさん…じゃなくて千景さんが立っていた 「何でこんなところにいるんですか…?」 街灯に照らされた千景さんは吸い込まれてしまいそうなほどかっこ良くて思わず見惚れてしまった 「んー?ちょっとね」 「怪し過ぎる」 腕を組んで眉間にシワを寄せて千景さんを見つめると 「ミステリアスな男って女の子好きじゃないの?」 目を細めて優しく笑った