飲み会がお開きになると 「今日はありがと!」 「また飲もうね!」 「気をつけて帰ってねー!」 なんて上辺だけの挨拶をして男の子たちは帰って行った あんなに私に食いついていたくせにあの海斗の一言のせいで誰も私の連絡先を聞いて来なかった… 「めーいちゃんっ♡」 「ちょっと!やめてよ!」 酔っ払って芽依に抱きついてほっぺたにキスをしている海斗にむちゃくちゃ腹が立って 「ふざけんな!バカ!!!」 ─バシッ! 思いっきり海斗の頭を平手打ちした。