「そういう目とは…?」
首を傾げて海斗を見る桐野さんの目は少し怖かった
「芽依に少しでも隙があれば入り込もうとしてる目です」
「隙があれば?まぁそうですね、いけませんか?」
「いい気分はしませんね」
「海斗やめてよ」
小声で海斗に話しかけたものの桐野さんをジッと見たまま動かない。
な、なんで喧嘩みたいなことに…、
「そんな睨まないでもらえますか?高橋さんのことがそんな心配ですか?」
「まぁ。一応彼女なんで」
「一応?…彼女だから一応は大切ってことですか?」
桐野さんがフッと笑うと海斗がキレたのがわかった。
「あ、あのっ!すいません!私たちこの辺で失礼します!!」
2人に一礼すると無理矢理海斗の手を掴んで慌てて逃げ出した。

