多恵がこぼしたおせんべいのカスを拾うことも忘れてしばらく呆然としていると 外からバイクの音が聞こえてきた 「あ、来たみたい!」 「だ、誰が??」 「私のダーリン♡」 多恵は上着とカバンを持つとそそくさと玄関へと向かった 「もう帰るの?何か用があったんじゃないの??」 多恵を引き止めると 「ううん、ちょっと暇つぶしに寄っただけだから!おせんべいごちそうさま!おやすみ〜」 風の様に去って行った