そんな議論を脳内で悶々と繰り広げられている私の横に、いつの間にか立っていた名良橋君。
「ぎゃっ!」
「なんだよ、その怪物を見たような声は」
「だって吃驚して」
「だからって“ぎゃっ”はねぇだろ」
拗ねたような顔を逸らしながら、名良橋君は出来立てのお粥を机に置く。
ただの質素なお粥なんかじゃなく、野菜も鶏肉も入ってる。
いや、もうこれお粥の域越えて雑炊だ。
「美味しそう……。名良橋君、料理出来るんだね」
「まぁ、両親共働きで年離れた妹がいるからな。最低限のことは出来る」
「へぇ、そうなんだ。妹さん、いくつ?」
お粥――元い、雑炊を冷ましながら名良橋君に問いかけると、「3」と返ってきた。
「ぎゃっ!」
「なんだよ、その怪物を見たような声は」
「だって吃驚して」
「だからって“ぎゃっ”はねぇだろ」
拗ねたような顔を逸らしながら、名良橋君は出来立てのお粥を机に置く。
ただの質素なお粥なんかじゃなく、野菜も鶏肉も入ってる。
いや、もうこれお粥の域越えて雑炊だ。
「美味しそう……。名良橋君、料理出来るんだね」
「まぁ、両親共働きで年離れた妹がいるからな。最低限のことは出来る」
「へぇ、そうなんだ。妹さん、いくつ?」
お粥――元い、雑炊を冷ましながら名良橋君に問いかけると、「3」と返ってきた。



