そんな私の顔を、名良橋君が心配そうに覗き込んだ。
「大丈夫?」
「う、うん、大丈夫!それより名良橋君、なんでここに?」
「瀬川から、早坂が熱出してるって聞いたから」
飛び出してきた、そんな非常識なことを真顔で言われ、私の熱は更に上っていく。
何それ、ほんと馬鹿。
そう思う反面、嬉しいと感じている私がいる。
小さくありがとうと呟いてから、中に名良橋君を招き入れようと鍵を取り出す。
「お前、フラフラじゃん。熱何度?」
「さんじゅ……はち?」
「なんで疑問系なんだよ。鍵貸せ、開けてやる」
私から鍵を奪い取り、スタスタとアパートへと歩いていく。
そして鍵を開けてから、名良橋君は立ち止まったままの私の元へ戻って来た。
「大丈夫?」
「う、うん、大丈夫!それより名良橋君、なんでここに?」
「瀬川から、早坂が熱出してるって聞いたから」
飛び出してきた、そんな非常識なことを真顔で言われ、私の熱は更に上っていく。
何それ、ほんと馬鹿。
そう思う反面、嬉しいと感じている私がいる。
小さくありがとうと呟いてから、中に名良橋君を招き入れようと鍵を取り出す。
「お前、フラフラじゃん。熱何度?」
「さんじゅ……はち?」
「なんで疑問系なんだよ。鍵貸せ、開けてやる」
私から鍵を奪い取り、スタスタとアパートへと歩いていく。
そして鍵を開けてから、名良橋君は立ち止まったままの私の元へ戻って来た。



