「え、どっか悪いの?早坂さん」
「ちょっと、……喘息の薬を貰いに」
「喘息持ってんだ?俺もなんだー。辛いよな、喘息」
言葉とは裏腹に明るく、自分を指差しながら身を乗り出す高野君に困惑しながらも、視界の端に映った名良橋君を睨み付ける。
巻き込むだけ巻き込んで、自分は寝てるってどういう神経してんのよ!
意地でも行かないから、親睦会なんて!
「ってことで、ごめんね、高野君。ついでに寄らなきゃいけないところあって」
「その後、時間空いてない?俺等多分、夜まで騒ぐから」
「……門限、厳しいから。ごめんね、ほんと」
もう一度謝ると、諦めてくれたのか高野君はそれ以上誘っては来なかった。
「ちょっと、……喘息の薬を貰いに」
「喘息持ってんだ?俺もなんだー。辛いよな、喘息」
言葉とは裏腹に明るく、自分を指差しながら身を乗り出す高野君に困惑しながらも、視界の端に映った名良橋君を睨み付ける。
巻き込むだけ巻き込んで、自分は寝てるってどういう神経してんのよ!
意地でも行かないから、親睦会なんて!
「ってことで、ごめんね、高野君。ついでに寄らなきゃいけないところあって」
「その後、時間空いてない?俺等多分、夜まで騒ぐから」
「……門限、厳しいから。ごめんね、ほんと」
もう一度謝ると、諦めてくれたのか高野君はそれ以上誘っては来なかった。



