16歳の天使~最後の瞬間まで、キミと~

大会前の調整で部活が長引くこと、両親は残業ですぐには戻れないこと。

だから、私に由羽ちゃんを迎えに行ってほしいと言う。



『悪い、非常識なのはわかってるんだけど……早坂にしか頼めなくて』

「いいよいいよ!どうせ今日、暇だったし!よかったら晩ご飯も作ってるよ」

『マジで?超助かる!練習終わったらすぐ行くから!』

「うん、頑張ってね」



それから、由羽ちゃんの幼稚園の場所を聞き、電話を切った。

幼稚園には、名良橋君から連絡を入れてくれるらしい。

由羽ちゃんと会うの久しぶりだけど、私のこと覚えてくれてるかな……。

そんな一抹の不安を抱え、私は由羽ちゃんの幼稚園へと向かった。





幼稚園は丁度お迎えが多い時間だったようで、他にも保護者らしき人が沢山いた。