でも、こんな幸せな時間が、無くなることも知らずに





「雑炊作ってきたけど、熱いから気をつけてな」





「うん。……ありがと」





「食べさしてやろうか?」





「ふぇっ!……いやっ、いいいよ!自分で食べる……」





まさか、この会話を、お母さんに聞かれてたなんて知らずに───。