双子の物語




私は、次のチャイムがなるまで、屋上にいることにした。





……まだチャイムまで20分くらいある。





屋上の日陰になってるところに座り、気持ちを落ち着かせた。





「ふぅ……」





…………いつの間にか、私は、そのまま寝てしまったらしく、チャイムに気づかなかった。