人喰い蟲



すると
斜め横にあった本棚が
動きだし、隠し通路が出てきた。




『わぁお。』



俺は懐中電灯を手に取り、


階段を降りる。




暗闇の中の壁に
突起物があった。


スイッチを押すと、
明かりがついた。



と同時に、


俺の顔は青ざめ、
恐怖で倒れ込んだ。





おびただしいほど
壁には血が飛び散り、


手術だいがおかれていた。


きっとここで
俺が持っていたこの
ビンの中に入ってる寄生虫を取り出したに違いない。