寄生虫は男が性に
溺れ行く姿を堪能しながら


自分の体内から、


性器へ、


そして男の口内へ



無数の小さな卵を
侵入させた。





『はあーチョー気持ちよかったぜ!』



男は、用をすませると



寄生虫をおいてホテルを出ていった。





寄生虫は
その後ろ姿を見ながら、



怪しく微笑むと、



元の体に戻り、



息絶えた。