桜幸恋華


土方の抱き締めた手は大きく力強く感じた。

「私はあなたをおいてどこにもいかない」

もう空は茜色に染まっていた。

その時、声が聞こえた気がした。


「とし」

はっきりと力強い近藤の声だった。