───……それから。 たこ焼きやかき氷を食べている時にちょうど春佳ちゃんと平塚くんがやって来た。 「知紗ちゃん、久しぶり!」 「っ……秦野さん、こんにちは」 元気よく挨拶をした平塚くんを、春佳ちゃんはキッと睨んで あたしに微笑みながら至極丁寧な挨拶をしてくれた。 ………平塚くんって鈍感? これは春佳ちゃん頑張らないと。 「2人は昼食まだでしょ?一緒に食べなよ」 あたしはたった今無くなったばかりの、たこ焼きのパックを畳ながら言った。 なるべく、2人きりにしないと。