「平塚くん、大胆ねー……」
霞の元へ戻ると、いきなり言われた一言。
「だっ!?」
大胆!?
「あんなの……サッカー部ファンが許さないでしょうね」
あたしの驚きを無視して、さらに続ける霞。
……サッカー部ファン?
「平塚くんって、サッカー部で1番上手いらしいね?それにカッコいいから……人気みたい」
へぇ~!
平塚くんやっぱり運動神経いいんだ。
二人三脚も上手だったしな~!
平塚くんのファンはたくさんいるのに……。
気持ちに応えられないあたしなんかが告白されて、なんだか申し訳ない……。
「知紗、分かってるの!?」
突然、頭をペシンッと叩かれる。



