『お父さんとはね……もう一緒にご飯、食べれないの』

『え!なんで!?』

『どういうこと!?』


あたし達が一斉に喋ると、お母さんは悲しそうな笑みを浮かべた。



『知紗、千尋。ホントにごめんなさい……勝手な両親を許してちょうだい』


お母さんの悲しそうな顔を見て、小5ながらあたしは悟ったんだ。


お父さんは、この家からいなくなって、その原因は……浮気。



『う、わき……』