「~え!?あ!!あ、ありがとう~玉木くん!!この中途半端な長さ、よくハネるねん~」
「はは、うん。一部だけめっちゃカールしとる」
「ええ!?そんなに!?」
「うん。芸術的」
赤くなって、後頭部押さえて。
見たことないようなニコニコ顔をメガネに向ける、こふじ。
ハタから見たら、いいかんじにもとれる会話。
初々しい雰囲気。
メガネ野郎は「じゃあ」って軽く手ぇ上げて、こふじに背をむけて。
こふじもバイバイの形に手を上げたまま、止まっとる。後すがたを見送って。
…え、なにその、余韻残すかんじ。
見とって、めっちゃイラッとした。
なに。
なんやねん。なんやねんお前。
そんな風に笑えるんやん。めっちゃ感じええやん。
手ぇ伸ばされても、いやがらへんやん。自然に触られとるやん。



