ぱんつのおかず


…あれ?なんでこんな急に、顔の筋肉が硬なっとんのやろ。



「やー!もう出来上がり?おこげあるやんー!!」

「…あ、うん!へへ。完成やで」



ウチの手から、出来上がった焼きそばを引き取るカオちん。



「わーい!美味しそ〜っ!!…そや、お箸!もう一組もらえる?」

「…あ、そっか!!そうやんな」



ひとつの焼きそばに、ふたつのお箸。


それは、ほかのカップルさんらぁと、全くおんなじ頼み方で。



「じゃ、また後でなぁー!!」



ブンブン手ぇ振って、幸せオーラをふりまきながら。


カオちんは、セッチと連れ立って、家庭科室を出て行く。


セッチなんて、こっち見向きもせえへんままや。



遠ざかっていく、後ろ姿。



…並んどるのを実際に見たら、な。


背の高いもん同士で、やっぱりめっちゃお似合いやった。