「寿命縮むわなんやねん…交代、お前とかいな…」
「うん。ところで古町くん」
「……あ?」
「呼ばれとるで」
「…は?ああ、どーせアイツらやろ。ほっとけ。お前も気ぃつけな写真撮られんぞ」
「そうやなくて」
フリルのついた袖から伸びる、ふっとい腕。
その腕を伸ばして、廊下、指差して。
見るに耐えへんひどい顔で、剛田は言うた。
「お客さんやで」
剛田の指にならって、廊下に視線をうつす。
そこには、おれに向かってヒラヒラ手ぇ振っとる女子が、1名。
「……若松」
自然と、目が丸なった。
とりあえず、交代要員の剛田に、注文票とお盆押し付ける。
口紅グワッ!て腕で拭って、頭にのっとるリボンむしりとって。
そんで、若松に近づいていった。
「よっ!古町くん。もう休憩入れそう?」



