学祭始まってから、もう2時間。
けどこのフリッフリと、脚スースーする感覚には、いつまでたっても慣れる気せぇへんわ…。
「雪生ちゃーんっ!めっちゃかわいいこっち向いてーっ!!」
「………」
そんな居心地悪さでいっぱいいっぱいや〜いうのに。
お客さんとしてやって来た男友達らぁは、調子乗った声かけしてくるわけで。
…ほんま、血も涙もないヤツばっかやで。
「雪生ちゃーんっ!!」
「〜死ねっ!!」
「いやー!お客さんにそんな冷たいこと言わんとってよ〜!!笑ろて笑ろて〜っ!!」
「…っ、絶っっ対写真とか撮るなよ!?絶っっっ対撮るなよ!!??」
「なにそれ、フリ?」
「〜ちゃうわっ!!」
そんなやりとりに飽き飽きして、女の先輩方が座っとるテーブルに、注文取りに行けば。
「でっ、デザートセットふたつ…っ」



