……なんか、さみし
「…いやいや」
首を横に振って、自分にツッコむ。
いやいや。さみしいってなに。おかしいやん。さしみイカの間違いちゃうか。
好きやけど。お刺身は好きやけども。
モヤモヤが、また一段とおっきくなる。
イライラも、いっぺんに来る。イライラして、モヤモヤする。
「……なんよ」
グイッとコップかたむけて、残りのお茶、一気に飲み干した。
…なんよ。セッチ。
幼なじみでおるんは無理とか、こないだまで言うてたやん。
好きやからしゃーないとかいう理由で、人のこと押し倒してきよったやん。
…あれちゃう?
もしかしてそんな、言うほど好きやなかったんちゃうん。
なかなかウチが首タテに振らんから、ムキになってただけちゃうの。なんよ。
なんやねんウソつき。
ウソつきのハゲ。



