「あー……えっと。セッチ?」
「……なに」
「3組、学祭の準備、進んどる?」
あんまりにも空気がギクシャクしとったから。
気ぃ使って、話題振ったのに。
「……おー」
セッチはますます、不機嫌そうな顔んなって、おざなりな返事をしてった。
…なんよ、感じ悪いな。
「え、なんでそんなテンション低いん」
「……べつに」
「っていうか、3組何するん?」
ウチの質問に、たっぷり数秒黙ったあと。
セッチは目ぇ合わせんまま、ちっちゃくつぶやいた。
「女装喫茶……」
「…へ?ジョウロ?」
「なんでジョウロやねん。女装や」
「………」
次は、ウチが黙る番やった。
いち、にい、さん。
スリーカウントの、あと。
「じょ、女装!?」
「………」



