ちっこい頃からずーっと一緒におって。
けど最近は、ウチの部屋っていうせまい範囲ばっかりで過ごしとって、そん中だけで、セッチを見とったんかもしれへんなぁ。
セッチは、セッチ。
でもセッチは同時に"高校生の男の子"でもあって。
幼なじみ、やなくて、他の女の子の目ぇから見てみたら。
わりかし男っぽくて、背ぇ高くて。
ほんでその高い背丈以上の高さを跳び越えてまう。そういう男子なんやんな。
そんな事実を、目の当たりにした気がして。
突きつけられて、動揺しとる自分がおった。
そういうのは、困る。めっちゃ困る。だって今は。
今はーーー。
「ーーこふじ!!」
感動と、それとは別にこみ上げてくる気持ち。
その波に呑まれとるとこに、背骨に走ったのは、慣れ親しんだ低い声やった。



