なんでおれ、タマキの引き立て役買って出たみたいになってんねん…。
おかしい。こんなん絶対おかしい。
ガックリ落ちるおれの肩にポン、て手のひらがのる。
重たい頭起こして見てみたら、ええとこどり男のタマキやった。
「古町くん、落ち込むことないって」
「………チッ」
…ほんま黙れとりあえずお前は口を開くな、タマキ。
こふじに大事そうに抱えられとる、ぬいぐるみサイズのクマ吉が、目に入る。
見るたびにめっちゃ悔しいし、自分がかっこわるーてしゃーない。
なんの罪もないクマ吉にすら、恨みがましい気持ちになるわ。
「藤田さん、それなに?」
「あ、これなー!舌がパチパチするりんご飴やねんて!!」
…そんで気づいたら、タマキは自然にこふじに話しかけに行っとるし。
こふじの横、フツーにとられとるし。
でもアカンわ。今あそこに割って入るHP、余ってないわ…。



