「あー!あれ、こふじが好きなキャラクターやんな!!」
思い出したみたいに、若松が言うた。
…寝とるんか起きとるんかよーわからんキャラクターやけど、流行っとんのかこれ。
でもそういえば、こふじのシャーペンの先にくっついとるの、見たことある気ぃする。
そんなん思っとる間に、ズイッと。
おれより、一歩前に出てったタマキ。
相変わらずうさんくさい笑顔浮かべとるなぁ思てたら、タマキのやつ、こふじに話しかけやがった。
「藤田さん、あれほしい?」
「え?う、うん…」
「せやったらおれーー」
「〜おれが行く!!」
タマキの肩ガシィ!つかんで、セリフ奪わんばかりの勢いで言い放つ。
だれがお前にええ格好させるかいな。
こふじのクマは、俺が取る。
ズカズカ歩いて射的んとこまで行って、財布から500円玉出す。
勢いよく腕突き出して渡したら、おっちゃんに若干ビビられた。



