寝ぼけとんか、寝ぼけてないんか。
ハッキリ、よーわからん顔で、ふにゃあって。こふじが笑う。
「こころ、ぼそいやん…やっぱ…、でも、だれかが…」
「…もうええ。もうええから、しゃべるなアホ」
てっきり出て行け、言われると思ったのに。
おってもええ、みたいなこと言われたら、調子くるうやんけ。
しゃべるなー言うたのに、こふじがまだ、なんか言いたそうにおれのこと見てくるから。
ちょっとドキッてして、慌てて、不機嫌な声出した。
「目ぇ閉じて、口も閉じろ。そんなしゃがれた声、よー聞いとられん――」
「やから、ありがとう」
「………っ、」
「…セッチ、おってくれて…よかった」
「…………はっ……アホちゃうか」
顔が、カーッて、赤くなるんがわかった。



