「~うわっ!?めっちゃ高いやんか!!」
こふじの部屋。
病人こふじを、ベッドに寝かせて、布団かけて。
渡した体温計を返されて、見てみたら38.5度。
なかなかの、高熱やった。
…今日一日、ずっとこの熱やったら、そりゃしんどいやろ。
いきなり起きたら、フラつくんも当たり前や思うわ。
おっきい息吐いて、こふじを見る。
「病院行った方がええんちゃうか?…あー、でも、もう今の時間からやったらきびしいか…」
「…大丈夫、セッチ。朝より、は…下がっとんで…」
「朝もっとあったんかいな」
大丈夫、て繰り返して、布団に口までうずまるこふじ。
…いや、その「大丈夫」の声が、大丈夫やないねん。
オバアチャンすらとおりこして、聞いたとおり、ほんまにオジイチャンの声やねん。
性別変わっとる。
「つか、氷枕ぬるっ。もう意味ないやんけ」



