「昨日から、調子悪そうやったねん。無理がたたったんかなぁ」
…昨日?風邪ひいとったん、アイツ。
ぜんぜん知らんかったわ。
「風邪こじらせたっぽい。先生に、連絡あってんて。電話、やっとこさ岸に流れ着いたオジイチャンみたいな声やったらしいで」
「それ、だいぶ重症やな」
…死にかけやんけ。
初めて聞いた情報におどろいとったら、「ハイ」て。
若松サンから、いきなり、紙袋わたされた。なんや、コレ。重いし。
「今日帰り、こふじん家に持っていこかーて、思っててんけど。プリントと、ウチらからのお見舞い」
「え」
「古町くん、おとなりさんやろ?ちょうど良かったわ、頼んでもいい?」
「……おー。ええ、けど」
「助かる~!ほな、こふじによろしくねぇ」
突然渡されたから、そのまま勢いで、引き受けてしもた。



