「晴輝でてけよ。」

睨みを効かせながら言うと…

「そんな敵意むき出しでいるとは
余裕全然ねぇーだな。」

「うるせぇーよ。」

「晴輝君…あんまり隆弘をいじめないで…
“私の”隆弘だからっ!」

私のを強調して言う千晃…

これは世に言う…

「嫉妬…」

あの千晃が…

嫉妬…可愛く言えば…ヤキモチ…

嫌…別に可愛く言う必要はないけど

俺は今天国にでもいるのか?

ない頭でフルに回転させたが
これはやべぇーな♪

千晃をチラッと見ると顔を真っ赤にさせて
いて、ちょいとこれはもしやの事実?

「千晃…お前…」