「お兄ちゃんは族の総長…私が狙われ
ないわけがなかった…お兄ちゃんは必死に
なって助けてくれた…嬉しかった…
私は必要とされてるんだ…
でもいつかは限界がくる…お兄ちゃんは
寝不足でバイクに乗っていた…
事故に遭ったんだ…私のせいだ…
母も父もお兄ちゃんも私が生まれてこなきゃ
こんなことにならなかったっ!
私も死のうとした…耐えられなかった…
でも紗知さんに止められた…
それからは壊れたように喧嘩にあけるくれた…レイプする奴はぼこぼこに半殺しになるまで
殴ったでも私の心は晴れることなく
怖くなった…強くなっていく自分が…
だけど…お前に出逢った…。」

涙をポロポロ流す千晃にゆっくり近づいた。