【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女

「私は隆弘を信じてる。
だから…私の過去を話すよ…。」

「サンキューな。」

俺はあまりにも話が急すぎて
すぐには返事が出来なかったけど
俺にやっと千晃の過去を話してくらるんだと
思うと心が踊った。

「私は相沢財閥の現社長の兄である父と
どこぞのお嬢様だった母の間で生まれた。
私たちは父、母、兄の4人家族だった。
父と母は親が決めた相手ながらも
仲がよくて深く愛し合っていた。
自慢の親だった。お兄ちゃんはとにかく
優しくてカッコよくて時期社長にふさわしい
自慢のお兄ちゃんだった。
よく聞くでしょ?
財閥で生まれた子供は寂しい思いを
するって…?」