【完】一途彼氏が愛する毒舌彼女

お腹を抱えて笑う千晃

俺はそれよりも

「それで千晃は何て言ったんだよ?」

なんて答えたかが気になる。

「んー何て言ったっけ?」

北山に目を向けながら聞く千晃は
本当に覚えていないようだ。

「千晃ちゃん…それは酷いな。」

傷ついた顔で言う北山

「なぬ?!お前は勝手に人のことを
酷い奴扱いするのか?!あ゛?」

今にも掴みかかりそうな逆ギレする
千晃をソファに押し付ける。

「だって千晃ちゃんは俺が勇気を振り絞って
した告白を無視したんだこらなっ!」

悲しそうに言う北山にかわいそうだという
目を俺は向ける。