「可愛い…。」

口からポロっと出てしまったこの言葉だった。

「五月蝿い!!!」

『ドンッ!』

千晃は膝から俺を落としたのだった。

「いってー!千晃何すんだよ!?」

「あんたが変なこと言うからでしょ!」

嫌…変じゃないと思うんだけど…。

しかもそんな真っ赤な顔で

怒られても全然怖くないんだけど…。

「事実を言ったまでだ。」

何かちょっとご主人様っぽくね?

「隆弘様そろそろ行きましょうか。」

「フッ」

話そらしたな、可愛い…。