―――そして放課後。


「由愛、気を付けてね」


「うん、ばいばい涼花」


涼花に手を振る。


「じゃ、相川行こっか」


「うん」


大希君と学校を出る。


大希君と昨日のこともあって気まずくなるかな?って思ってたけど、大希君はいつも通り接してくれるからそんなことはなかった。


学校を出て通学路を歩いていると、女子に冷たい視線を向けられる。


大希君のファンの子たち……ごめんなさいっ!!


私は心の中で土下座した。