孤独は嫌いだ


 自分を悪魔というヒナは掌を見つめて呟いた。

 「晴れの日は飛び降り自殺したくなるよね」

 「ならねぇよ!一年の半分以上お前は死にかけてるのかよ!朝っぱらから止めろよ暗い!太陽に謝れ」

 ヒナは掌を見つめて言った。

 「雨の日は溺死したくなるよね」