私は、怖くて怖くて、ぎゅっと目をつぶった。




ーーーー・・・・・コレハ・・・

心の中で、私の声がした。


コノ人ハ、ヒカルジャナイ・・・

ヒカルハ、コンナニ怖クモ、冷タクモ、ナカッタデショウ?


ヒカルハ・・・・・



キット、ワタシヨリ先ニ、ヒカル自身ヲ責めるヨウナ奴デショウ?







ーーーー・・・ダカラ、コイツハ・・・・













ニセモノ・・・・・・









「あんた、誰?何、ヒカルに成りすましてんの?」

私は、冷たい声で聞く。


「・・・・・くそっ・・・・・」


偽者のヒカルが悔しそうに唇を噛み締めた。


と、同時に、偽者のヒカルが消えた。