「よお、久しぶり。ヒカリ。」

『あの時』と、全く変わらない、幼いヒカルが、私に声をかける。

「変わんねえな、ヒカリ。」

言われて、ハッと自分の体を見れば、ヒカルと同じく『あの時』の幼さになっていた。

なんで?なんで??

私が困惑していると、いきなりヒカルが口を開いた。

「ヒカリ、お前、俺との約束破ったろ。」

たらり・・・・

冷や汗が頬を伝う。


ヒカルが、私と同じ黄金の瞳を、鋭く光らせている。

・・・・・怖い・・・・

私は俯く。

「ごめん・・・・」

かすれた、弱弱しい声が出た。

「ごめんだと?謝って、自分の罪から逃げんじゃねえよ!!!」

ヒカルが怒鳴る。

「・・・俺、ヒカリのこと信用してたんだぜ?それをっ!!!!」

ヒカルの、私と同じダークブルーの髪が、怒りで逆立っているように見える。


「じゃあ!!!そんなこと言うなら、どうして私達と縁を切ったのよ?!」

私は負けじと、声を張り上げる。


「どうして?そんなの、お前自身で考えろよ。」

冷たい黄金の瞳で、私を見るヒカル。


・・・・・怖い・・・