な、ななななななななっ!!!!

「ナオ様っ・・・!!」

私の声は、ナオ様の服に吸収され、くぐもって聞こえた。

無理無理無理無理!!!
心臓がドックンドックンいってる。


ーーーー・・・・ナオ様は・・・

まるで、宝物のように、私を優しく抱きしめる。

どこか・・・・・


遠慮がちに。



そんな、優しい抱きしめ方のせいか、
私の固まっていた体は、ゆるゆると、ほどけていった。






・・・あったかいなあ・・・・・

私はしだいに、ナオ様の体に、自分の体を預けていった。


ナオ様が、驚いたように、ビクッと反応した。





「・・・・ヒカリ?」

ナオ様が戸惑うように呼びかける。


「・・・・・なあに?」

・・・・ん~・・・
なんかぼーっとするなあ・・・・


・・・・・・ああ、そうか。

3日ぶりに、眠気がするんだ・・・・。


私、寝れそうだな。