うわ~♪ふっかふか・・・

じゃなくて!!!

「ナオ様・・・あの、えっと、つまり・・・?」

「俺と一緒に寝ると言っただろう?忘れていたのか?」

「いや、忘れていたわけではないんですけど・・・
まさか・・・ナオ様のベッドに、一緒に?」

「もちろんだ。」

さらっと、とんでもないこと言いましたよ?!
この人っ!!!!

「いやいやいや。ナオ様、一国の王子であるあなた様と、私が一緒に寝るなど
とんでもな「さ、寝るか。」

・・・・遮らないでください。ナオ様。

絶対明日、じいやさんからの冷たい視線を受けるよ!私!!


うわ~んっ!!
なんで私が!?なんでぇ??


・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・はっ!

そっか!そうだった!!
ナオ様は・・・・・

「ナオ様は、寂しがりやさんですもんね♪」

うんうん。そうだった、そうだった!
私、忘れてたよ~

1人納得していた私は、その時ナオ様の顔がピクリと強張ったのに気づかなかった。


「じゃ、寝ますか。」

じいやさんも、ナオ様が寂しがりやなのは知ってるはずだし。
冷たい視線からは逃れられると思う。


ってことで、私はのそのそとナオ様のベッドに潜り込んだ。