守ってくれますか?

決意を新たに、ガッツポーズで気合を入れていると、部屋のドアが開いた音がした。

・・・・誰だろ?

「ヒカリ?まだ風呂に入ってんのか?」

・・・・その声は、ナオ様?

私もう、あがってるよ?



・・・・・・・・・・あ、そっか。

私ずっと脱衣所に居たんだ。

おし!
ナオ様の警備をするべく、ナオ様の所に行くか!!

私は脱衣所を出た。

そして、ナオ様が居るであろう部屋に向かった。




「ナオ様!ご無事ですか!?」

ナオ様にかけた私の第一声がこれ。

警護だもんね!私の仕事!!

「・・・・無事だ。俺はそんなにヤワじゃな・・・・・」

ナオ様が私を見たとたん、口を閉じた。

ナオ様の目が、私の格好に釘付けになる。

「ヒカリ、その格好・・・・」

「あ!盗ったんじゃないですよ!これはじいやさんが用意してくれた物で・・・」

私が慌てて言うと、ナオ様は目を細めた。

「じいやが・・・・。・・・ふっ。本当にあいつは気が利くな。明日、礼を言わねばならんな。」


ナオ様が、穏やかにそう言った。