守ってくれますか?

「あ、じゃあやっぱりヒヨちゃんと私って同い年だ!」

私とヒヨちゃんは脱衣所で楽しく話している。

楽しく話すのなんて、3日ぶり!

「本当?嬉しい!ここ、私より年上の人ばかりだったから・・・
同い年なのは、王子様だけだったの・・・」

「そうなんだ。それじゃあ、一番歳が近いのってシュウ様?」

「うん。メイドの中では・・・23歳が一番近いかな?」

おお!そうなんだあ!

「・・・ところでさ、誰が私の寝巻きとか持ってくるように言ってくれたの?」

「じいやさん。あの方は本当に気がきく方なんだよ。」

おおー!さっすがじいやさん!!

「お礼、言わなきゃなあ。」

「そうだね。」

ヒヨちゃんが、ふんわりと微笑んだ。

話してみて気がついた。

ヒヨちゃんは、おしとやかで優しい、とっても可愛い良い子だってことに。


「・・・ヒカリちゃん。私、もう行かなきゃ・・・。
また、一緒にお喋りしよっ?」

「うん!頑張ってね!!」

名残惜しそうに、ヒヨちゃんは出て行った。


・・・・・ううっ・・・

私も、もっとヒヨちゃんと話したかった!!