え?ちょ、まっ・・・ど、どういう・・・・・・

ま、まさか、シオン、カー君のこと?

え、でも、そうだよね?

その視線は、そうだよね!?



ごっくんとご飯を飲み込む。

シオンは今だにぼんやりと熱い視線をカー君に送っている。


後でシオンを事情聴取しよう。

うん。決定!


私は1人頷いた。








「ヒカリ、こんなところにいたの。」


近くで声が聞こえた。

私の、ハッキリ言って嫌いな声。


おそるおそる声の聞こえた方を見る。





「・・・・・・・・・・・・あ。」


「ちょっと来てちょうだい、ヒカリ。勿論、拒否権は無いわよ?」



アンリ様が、私を“憎悪”の瞳で見下ろしていた。




アンリ様、怖いっす・・・・。




でも、使用人の私が断れるわけもなく。


立ち上がり、アンリ様の後に付いて行こうとした。