『なぁ“恋人ごっこ”しようぜ?』 『いいね!しよう!!』 目を閉じたら、あの時の会話が聞こえてきた。 やっと、認められた。 認めることができた。 素直になれた。 今なら、伝えられる。 というか、今じゃなきゃ、伝えられない。 私はゆっくりと目を開け、裏庭に向かった。 ヒカル、待ってるかな? それとも、まだ寝てるかな? 裏庭につくと、ヒカルが芝生の上に、あおむけに寝そべっていた。