「良かった・・・・・何もされなくて良かった・・・・・」


ドキンッ



かすれた、切なげで、どこか熱っぽい声。



ドキンッドキンッドキンッ・・・



ああ、もう・・・心臓うるさいっ///



「ヒカリッ・・・良かった!!!」



私の髪に顔をうずめて叫んだナオ様。






「・・・・・ありがとうございます。心配してくださって。」



そう答えるだけで精一杯だった。






ナオ様、駄目じゃないですか。









私を――惑わせないでください―――










『大好きです・・・・・』

そっと、心の中で呟いた。