守ってくれますか?

さぁー・・・・・・


体から血が引いていくのがわかる。



今ココでアンリ様に見つかるのはヤバくない?

うん。超ヤバイ☆


ってことで。


退散しましょぉー!




「ヒカリ?何をしてる?」


窓枠に足をかけていると、ナオ様に声を掛けられました。


「邪魔者は退散いたします。」


私の身の危険も勿論あるけど・・・・・

アンリ様とナオ様が“そういうこと”をやる話なんて、聞きたくない。

耐えられるわけない。



ナオ様の片眉がピクリと上がる。


「邪魔者?ヒカリ、お前、自分が邪魔者だと思っているのか?」


ナオ様の声は、低かった。




私が何か言うよりも先に・・・・・



アンリ様が調理場に入ってきた。



「な、なんでヒカリがココにっ!!!!!」



あぁ―――




見つかってしまった。